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新治療 椎間板に骨髄細胞を注入


骨髄細胞を注入、椎間板性腰痛に新治療法
http://www.qlifepro.com/news/20130504/is-bone-marrow-infusion-intervertebral-discs-and-back-pain-to-new-treatment.html


腰痛治療の新しい治療法が期待できることが、小規模研究でわかった。

その治療法というのは、幹細胞を豊富に含んでいる骨髄を採取して濃縮し、再注入することによって、磨滅してしまった脊椎椎間板を修復するというものである。

ただしまだ確定ではないため、研究を重ねる必要があると専門家は述べている。


米コロンビア・インターベンショナル疼痛治療センターのJoseph Meyer Jr.氏らは、濃縮させた骨髄細胞の注入を受けた患者24人の経過を研究した。

患者には3カ月~1年にわたって持続する慢性腰痛があり、画像検査を行った場合にどの患者にも脊椎の椎間板に変性または損傷がみられた。

殆どの場合は慢性腰痛の患者に対しては運動や減量に効果があるが、そうでない場合は脊椎固定術が検討される。


Meyer氏は、手術の前に骨髄治療を試してみることを提案した。

この治療法は、腰の後部から針で骨髄を採取し、細胞を濃縮した後、損傷した椎間板の周りに注入するというものである。

治療には数千ドルの費用がかかってしまうため、保険は適用されないということである。